

元銀行員のきたしょー(@KitamuraShohei)です。
無駄遣いしすぎてお金が全然貯まらない・・・。
コンビニに行くたびに必要のないお菓子を買ってしまい、会社では意味のない飲み会に付き合いで参加して、どんどんお金が消えていく。
給料はクレジットカードの支払いでほとんど底をつき、給料日前には通帳の残高はほぼゼロ・・・。
できることなら、現金が足りないからという理由でクレジットカードを使うこともなく、次の給料日まで余裕を持って生活したいですよね。
実はいまのあなたのお金に対する考え方を変えるだけで無駄遣いは減らすことができます。
本記事では、ぼくが知って覚えて実践しただけで無駄遣いが明らかに減った「お金の5つの使い方」をご紹介します。
「お金の5つの使い方」を覚えて実践すれば無駄遣いを減らすことができるので、お金を貯めたいならぜひとも読んでみてください。
■目次
無駄遣いを減らすためのお金の5つの使い方
お金の使い方その1:貯金
貯金とはお金を貯めることです。
日本では「給料が入ったら、毎月3万円は貯金する」と毎月いくら貯金すると決めてお金を貯めている人が多いですよね。
しかし、いまの日本で通帳にお金を入金して貯金する行為はお金を貯めているつもりでも実は減っているということをご存知でしょうか?
いまの日本のインフレ率(物価上昇率)は約1.5%。
もし、物価が2倍になったら、お金の価値は半分になりますよね。
分かりやすく言うと、これまで100円で買えたモノが200円出さないと買えなくなるってこと。
つまり、いまの日本であなたが預けるお金は1.5%を超える金利でなければ、常に目減りしていることになるんです。
いまの日本の銀行の預金金利は0.01%です。
100万円預けて、100円の利子が付いても、税金が引かれて手取りは80円。
さらに、時間外にATMを利用すれば108円から216円の手数料が取られます。
なぜ低金利の預金ではお金を貯めるメリットがないのにも関わらず、日本人は貯金をしたがるのでしょうか?
それは、日本人はお金を預けて安心したいからなんです。
お金を通帳に入金して、「あ〜、これだけ貯まったぞー!」と思って安心したいんですよね。
それと、日本人は昔から貯金が本当に大好きです。
貯金が1,000万円あるだけで「お金持ちですね!すごい!」と敬意を表されるし、給料が20万円入ったら「毎月3万円は貯金しよう!」と思ってしまう。
なぜ、こんなにも日本人は貯金をしたがるのかというと、子供の頃から「お金があったら貯金しておきなさい」と親に言われ続けてきたからなんですよね。
実は貯金って日本政府が戦後復興のための資金を集めるために日本国民に推奨したものです。
「お金があったら貯金しておきなさい」と洗脳された親たちがその子供にも「お金があったら貯金しておきなさい」と洗脳してきたんです。
そして、ほとんどの日本国民が貯金大好きになってしまった結果、日本のお金の巡りが悪くなり、不景気になってしまったんですね。
貯金にはこのような時代背景があることを覚えておいてください。
お金の使い方その2:消費
消費とは「使ったお金=得られる価値」です。
日々生活していくうえで欠かせないモノの購入や使用料などのこと。
家賃、食費、スマホ代、水道代、電気代、電車代、バス代、消耗品など生活するうえで必要最低限度の支出を消費と言います。
お金の使い方その3:投資
投資とは「使ったお金<得られる価値」です。
「投資」という文字だけ見ると、資金を投げると書くので「危ないこと」だと思ってしまうかもしれませんが、もちろん違います。
投資の言葉の概念は「価値を生み出し、価値が上がる資産とお金を交換する」ということですね。
例えば、投資には以下が当てはまります。
- 能力やスキルを上げるためにセミナーに参加したり、コンサルを受けたり、本を読んだりすること
- 従業員を雇って、自分の代わりに仕事を手伝ってもらうこと
- 土地、マンション、株、仮想通貨などに投資すること
日本人は数値で管理できる株式投資や目に見える不動産投資などを投資だと思ってしまいがちです。
ですが、セミナーやコンサルに代表される「お金を払った対価として目に見えるモノが得られないもの」も投資に当てはまります。
なぜなら、セミナーに参加した結果、収入がセミナーの参加費以上にあがれば十分な投資と言えるからです。
お金の使い方その4:浪費
浪費とは「使ったお金>得られる価値」です。
つまり、払ったお金よりも将来に渡って得られる利益やメリットが少ない支出のこと。
もっと簡単言えば、無駄な支出のことです。
例えば、ギャンブル、見栄を張ろうとして買った自分に見合っていないブランド品や高級品、付き合いの飲み会、必要以上の洋服代、衝動買い、無駄なスマホ代などが浪費に当たります。
自分への投資のつもりで情報商材を買ったけれど、なにもしないのも浪費ですね。
ジムに通ったり、習い事に通ったりしたけど、途中で通わなくなったりするのも浪費ですよ。
お金の使い方その5:寄付
コンビニのレジに置いてある募金箱にお金をチャリンと入れることですね。
日本人は自分のお金という価値観が強い国なので、寄付をしない人が本当に多い。
日本人はだいたい収入の1%くらいを寄付しています。
その一方で、世界一豊かなユダヤ人は毎月収入の10%も寄付をしているんですよ。
「金は天からの周りもの」という言葉があるように、お金は全世界をグルグルと回っています。
どんどん寄付をして世の中を豊かにしていって欲しいですね。
「お金の5つの使い方」を駆使して無駄遣いを減らそう!


繰り返しますが、無駄遣いを減らすためには「お金の5つの使い方」を徹底的に覚えてください。
そして、お金を使う前に「いまから使うお金は『お金の5つの使い方』の中のどれに当たるのか?」を必ず考えて欲しいのです。
例えば、洋服を買うときは、「いまから買う洋服は『消費』なのか『浪費』なのか?それとも『投資』なのか?」と考えてみる。
日常で使う必要最低限の洋服を買うのは「消費」で、カッコいいからとりあえず買って後々着なくなるのは「浪費」です。
彼女を作るためにカッコいい服を買って合コンに着て行くのは「投資」ですね。
お金を使う前に「いまから使うお金は消費か?投資か?浪費か?」と考えるだけで、「ちょっと待った!」と自分に制御がかかります。
いまから買うモノが「浪費」に当たるのに、気持ちよく買い物はできないじゃないですか。
まずは「お金の5つの使い方」を徹底的に覚えること。
そして、お金を使う前に「貯金か?消費か?投資か?浪費か?寄付か?」と頭の中で考えて、勢いで無駄遣いをしようとしている自分を客観的に見つめ直してください。
そうすれば、自然と無駄遣いは減っていきますよ。
お金についてもっと本格的に学びたいあなたにはこちらがオススメ。
無駄遣いを減らす実践的な方法はこちらの記事に書いています。