

元銀行員のきたしょー(@KitamuraShohei)です。
お金を稼ぐってどういうことですか?
と聞かれてあなたは説明できますか?
ぼくたち人間は毎日仕事をしてお金を稼いでいるので、「お金を稼ぐ=仕事をする」というイメージがあるはずです。
でも、「お金を稼ぐってどういうことですか?」と聞かれて即答できないのに毎日夜遅くまでお金を稼ぐために働いているってなんだか変ですよね。
お金を稼ぐ仕組みを理解したうえで仕事をした方がいま働いている目的が明確になってモチベーションが上がります。
先に結論をお伝えすると、お金を稼ぐとは世の中に価値を提供して、人から「ありがとう」と言ってもらい、信頼や感謝を集めることです。
例えば、肉屋さんだったら牛肉を売った対価としてお客さんから「いつもありがとうね」とお金をもらいますよね。
お金を稼ぐとは、自分の作った価値を提供した対価として「ありがとう」と一緒にお金をもらうこと。
つまり、お金を稼ぐとは「ありがとう」を集めることなんです。
お金を稼ぐことの本質が分かりにくい現代


お金が複雑に絡み合っている現代は、お金の価値を裏付けているのは「人からの信頼や感謝の気持ち」というシンプルな仕組みが分かりづらくなっています。
ぼくがサラリーマン時代に働いていた銀行を例に挙げてみます。
銀行はお金が余っている人からお金を預かって、お金を必要としている人へ預かったお金を貸し出すことが主な仕事です。
分かりやすく言うと、お金を必要としている人にお金という価値を提供した対価として感謝の気持ちのお利息をいただくということ。
しかし、現実はどうでしょうか?
「ノルマは達成したのか!?」「目標まであとどのくらいだ!?」「数字をやってこそ銀行員だ!」と目の前の仕事をこなすことしか考えてない銀行員がほとんどです。
「お金を稼ぐ=信頼や感謝を集める」という原理原則を忘れてしまって、目先のお金ばかりを追い求めてしまっている。
このようにお金そのものだけを集めても国が通貨危機になってしまえば、一瞬で水の泡になってしまいます。
お金が絡み合う複雑な現代では、信頼や感謝を集めようとせずに、お金そのものだけを集めてしまう人が本当に多いんですよね。
一人で生きていけない人間は支え合って生きている


人間は一人で生きていけるならお金や資産のことで悩む必要はありません。
一人で生きていければ、他人に手伝ってもらう必要がないのでお金を払う必要もないんですよね。
しかし、人間が生きていくには他人の力が必ず必要になります。
地球上に自分ひとりだけだとしたら、おそらくごはんも食べれないし水も飲めないですよね。
ひとりではなにもできないから、ぼくたち人間はごはんを作る人や洋服を作る人、家を作る人などに分かれて協力し合って生きている。
現代社会で生きている以上、ぼくたちは分業で支え合っているという意識を持たないといけないんです。
そして、他人と協力し合うには信頼や感謝が必要になります。
「いつも良くしてくれる彼のために」「この前彼女にはお世話になったから」「あいつのためなら」と思える人には協力したくなりますよね。
協力を得るには信頼が必要不可欠です。
ここで話が戻りますが、お金を稼ぐとはサービスの提供やモノの生産など、他人に信頼や感謝されるような価値ある行為をすることですよね。
ということは、サービスなどの価値提供の対価として受け取るお金は信頼や感謝の証だということです。
つまり、一人で生きていけないぼくたち人間がお金を稼ぐのは信頼や感謝の証であるお金を使って他人の力を借りるためなのです。
生きていくために他人の力を借りたければ、自分も他人の力になれるようなことをする。
お金を稼ぐことの本質は「誰かのために役に立ちたい」という想いなんですね。
お金を稼ぐにはどうすればいいの?


お金を稼ぐとは、世の中に価値を提供して、人からの信頼や感謝を集めること。
つまり、お金を稼ぐには人の役に立つような価値を世の中に提供すればいいんです。
「人の役に立つことなんて自分にはできないよ」と思ったあなた、そんなに難しく考えないでください。
人の役に立つには世の中にある問題を解決すればいいです。
例えば、
- 英語が話せる人は英語を教える
- サッカーが上手な人はサッカーを教える
- ブログで稼いでいる人はブログを教える
ほら、簡単ですよね?
「お金を稼ぐ=人の役に立つ=問題を解決する」
と覚えておきましょう。
お金についてもっと本格的に学びたいあなたにはこちらがオススメ。
稼いだお金を無駄遣いしない方法を解説した記事はこちらです。