きたしょー
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- 銀行の辞め方を詳しく知りたい
- 銀行を辞めるベストなタイミングは?
- 退職を報告する際の言い方は?
と疑問を抱えている方の悩みを解決できる記事を書きました。
本記事を読めば、銀行を円満退職するまでの手順を完璧に理解することができます。
実際にぼくが銀行を辞めるまでに経験したことや銀行で働いた5年間で遭遇した同僚の退職シーンから学んだことをベースに銀行を円満退職する手順をまとめました。
記事の前半では、「銀行を辞めるために必要な考え方から銀行を辞める時期を決めるまで」を解説し、記事の後半では、「転職活動から実際に銀行を退職するまで」を具体的に解説します。
本記事を読み終えれば、あなたが銀行を円満退職するためにこれからやるべきことが明確になりますよ。
「銀行を辞めたいんだけど、どうやったら上手く辞めれるのかな?」と悩んでいる方はぜひ最後まで読んでみてください。
【全体像】銀行を円満退職するまでの流れ
まずはあなたが「銀行を辞めたい…」と感じてから、実際に銀行を退職するまでの流れを確認しましょう。
銀行を円満退職するまでの流れ
- 銀行を辞めるために必要な考え方を理解する
- 銀行を辞めるタイミング(時期)を決める
- 銀行在籍中に転職活動を始める
- 銀行を辞める報告をする
- 銀行の退職に必要な手続きをする
1:銀行を辞めるために必要な考え方を理解する
まず始めにやるべきことは、銀行を辞めるために必要な考え方を理解することです。
多くの誤った認識のせいで銀行を辞めたくても辞めれない銀行員が多すぎます。
これから銀行を辞めるために捨て去るべき思い込みを3つお伝えしますので、これを気に間違った価値観は捨て去ってください。
銀行を辞めるために必要な考え方3つ
- 銀行を辞めても親には迷惑を掛けない
- 銀行を辞めたら同僚に迷惑を掛けるのは仕方がない
- 銀行を1年未満で辞めても転職できる
1.1:銀行を辞めても親には迷惑を掛けない
「銀行を辞めたら、親に迷惑を掛けるから、親のためにも頑張って銀行で働かなきゃ…」と考えてなかなか銀行を辞めれない1年目は多いですよね。
しかし、銀行を辞めて親に迷惑を掛けることはなにひとつありません。
むしろ、無理して銀行で働き続けて身体を壊してしまうことの方が最終的には親に心配を掛けてしまいます。
親にとって一番大切なのは、子供が元気であり続けることです。
子供が精神的に病んでしまうまで「銀行で働いて欲しい」と思っているわけがありません。
もし、あなたが「銀行を辞めたら親に迷惑を掛けてしまう」と考えているなら、それは完全に思い込みです。
いますぐに捨て去りましょう。
1.2:銀行を辞めたら同僚に迷惑を掛けるのは仕方がない
「銀行を辞めたら、支店の同僚に迷惑を掛けてしまう…」と心配して銀行を辞められない銀行員も多いですよね。
大前提として、銀行を辞めたら同僚に迷惑を掛けてしまうのは防ぎようのないことだと理解しましょう。
会社という組織は従業員の入れ替えが必ず発生するため、だれかが辞めるときは必ず他のだれかの業務量が増えます。
特に銀行は離職率も高いため、他の業種に比べて従業員の入れ替わりが激しい労働環境です。
「えぇー!もう転勤なんですか?」「今月でマジで辞めちゃうんですか?」とあなたも驚いたことがあると思います。
それに、従業員を数千人レベルで抱える銀行にとっては、「従業員が退職する」という行為は日常茶飯事。
もはや定例業務の一貫です。
「銀行を辞めて周りに迷惑を掛けるのは申し訳ない…」と必要以上に考え込む必要はないのです。
1.3:銀行を1年未満で辞めても転職できる
「銀行を1年未満で辞めると、次の仕事が見つかりにくいから、せめてあと2〜3年は銀行で働かないと…」と思い込んで仕方なく銀行で働いている銀行員も多いですよね。
結論、銀行を1年未満で辞めても転職できます。
いまの世の中は若者の人口が少なく、どの業種も人手不足です。
上記の厚生労働省データの通り、直近6〜7年間の有効求人倍率は常に1倍以上です。
つまり、求職者1人あたりに1件以上の求人があるってこと。
実際にぼくが4〜5年目で法人を担当していた頃、担当企業のほとんどが「働き手が全然足りない」「求人を出しても人が全く集まらない」と嘆いてました。
はっきり言いますが、「1〜2年目で銀行を辞めたら転職に不利」というのは事実無根です。
若手行員をできるだけ長く引き止めるために銀行側が考え出したトーク術に過ぎません。
むしろ、いまは「第二新卒」という言葉が流行るほど若者にとっては転職に有利な時代です。
「銀行を1年未満で辞めたら、転職に不利になる」という思い込みはいまここで捨て去りましょう。
2:銀行を辞めるタイミング(時期)を決める
銀行を辞めるために必要な考え方を理解したら、次は銀行を辞めるタイミングを決めましょう。
「転職先が決まったら、銀行を辞める」などとタラレバばかり言っていても、いつまで経っても銀行を辞めることはできません。
1年目の頃は「銀行辞めたい!いますぐ辞めてやる!」と言っていたのに、4〜5年目になると結婚して子供ができて、「もういまさら銀行は辞められない…」というパターンが本当に多いんですよ。
「いつか〇〇したら、銀行を辞める」ではなく、「銀行を辞めるために〇〇する」という考え方をしなければ、銀行を辞めることはできません。
もし、あなたが本気で銀行を辞めたいなら、「いつまでに絶対に銀行を辞める!」という最終期限を決めてください。
では、これから銀行を辞めるタイミングを決めるためのポイントを5つ解説していきます。
銀行を辞めるタイミングに関するポイント5つ
- 銀行を辞めるタイミングはあなた次第
- 銀行を辞めるのにおすすめな時期は3月末・6月末・9月末・12月末
- 銀行を辞めると報告するのにおすすめな時期は1月・4月・7月・10月
- 銀行を辞めると報告する前に休暇は全て使い切る
- 銀行をいつ辞めてもボーナスは変わらない
2.1:銀行を辞めるタイミングはあなた次第
「銀行を辞めるタイミングはいつが良いんだろう?」「やっぱり頑張って期末まで働いた方がいいよね?」と悩む銀行員は多いと思います。
結論、銀行を辞めるタイミングはあなた次第です。
なぜなら、銀行で無理に働き続けて一度でも身体を壊してしまうと、転職活動や次の転職先で支障が出てしまうからです。
例えば、あなたが銀行で毎日お局様に陰口を言われて病んでる状態だとして、万が一、ストレスの影響でうつ病と診断されたら、転職先の企業の人事担当者はあなたを採用したいと思うでしょうか?
正直、厳しいですよね。
たしかに、「忙しい時期は辞めづらい」という気持ちも分かりますが、それが原因で身体を壊してしまっては元も子もないのです。
銀行を辞めるタイミングはあなたの身体優先で決めるようにしましょう。
2.2:銀行を辞めるのにおすすめな時期は3月末・6月末・9月末・12月末
とはいえ、もちろん銀行を辞めるのにおすすめな時期も存在します。
それは、銀行の仕事がひと段落する3月末・6月末・9月末・12月末です。
- 3月末→期末
- 6月末→株主総会で人事異動が多い
- 9月末→期末
- 12月末→年末
実際にぼくが働いていた銀行でも、上記の四半期末に辞めていく銀行員が多かったですね。
とはいえ、絶対に四半期末で辞めた方が良いというわけではありません。
四半期末はキリが良いので穏便に辞めやすいってだけの話ですよ。
2.3:退職を報告するのにおすすめな時期は1月・4月・7月・10月
銀行を辞めるのにおすすめな四半期末から逆算すると、退職を報告するのにおすすめ時期は1月・4月・7月・10月となります。
民法では「2週間前までに退職の意思を示せば退職できる」となってますが、円満に退職したいなら、せめて2ヶ月前までには退職の報告をしておいた方がいいですね。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。 この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用:民法627条1項
ちなみに、ぼくは1月下旬に退職の報告をし、3月末で銀行を辞めましたよ。
2.4:銀行を辞めると報告する前に休暇は全て使い切る
銀行を辞めると報告する前に「連続休暇」や「2日連続休暇」などの銀行が取得を推奨している休暇は全て消化しておきましょう。
やはり退職報告後は、銀行から取得を推奨されている休暇でさえ取得しにくい雰囲気になってしまいます。
「あいつどうせ銀行辞めるくせに連続休暇を取るのかよ!」と周りから思われるかもしれないと考えると、当然の権利だとしても休みにくいですよね。
もちろんぼくは全ての休暇を消化してから退職の報告をしました。
「銀行を辞める」と上司に報告する前に必ず休暇は全消化しておいてくださいね。
2.5:銀行をいつ辞めてもボーナスは変わらない
そして、「ボーナスをもらってから辞めよう」と考えている銀行員も多いと思います。
基本的に銀行はいつ辞めようが、賞与算定期間中に働いた日数分だけ日割りでボーナスが支給されるので、「ボーナスをもらってから銀行を辞めよう」という考えはほぼ意味ないです。
ぼくが働いていた銀行は、賞与支給月が6月と12月でぼくは3月末に辞めたのですが、6月に支給される予定だったボーナスは日割りでしっかりもらえました。
ただし、一般的には「賞与支給日に在籍しない従業員には賞与を支払う必要はない」となっているので、注意が必要です。
就業規則などの記載内容によりますが、通常、賞与は年2~3回、会社の実績に応じて支払われるべきものですので、基本的には賞与支給日に在籍しない従業員に支払う必要はありません。しかし、年俸制などの契約をしている場合は、支払い義務が生じる可能性があります。
銀行は上場企業が多いですから、さすがにどこの銀行も日割りでボーナスがもらえると思います。
ですが、念のためにボーナスの支給額については各銀行の就業規則を必ず確認するようにしてください。
3:銀行在籍中に転職活動を始める
銀行を辞める時期を決めたら、次は転職活動を始めましょう。
当然ですが、転職先が決まらないままに銀行を辞めてしまうと、金銭的な不安と戦いながら転職活動しなければなりません。
もちろん失業保険もありますが、給料約20万円の若手行員が自己都合退職した場合、失業保険支給額は12〜17万円、支給日も退職日の3ヶ月後から、たった3回だけです。
銀行を退職してから失業保険が支給されるまでの3ヶ月間は、貯金と雀の涙ほどの退職金で最低限の生活だけでなく、転職活動もしなければならないのは、正直、金銭的に厳しいです。
それに、お金の余裕がない状態で転職活動すると、「貯金が底を尽きる前に早く転職先を決めなくちゃ…!」と焦って正しい判断ができなくなります。
「思ってた仕事と違った…」というミスマッチや銀行のようなブラック企業にまた転職してしまうリスクも自然と高まります。
なので、転職活動は必ず銀行在籍中に始めるようにしてください。
これから銀行から転職するために必須な転職エージェント3社を紹介します。
銀行員は平日の銀行業務だけでなく、休日は銀行関係のイベントで極めて多忙なので、ぼくは転職サイト経由での転職ではなく、転職サポートが手厚い転職エージェントの利用を推奨しています。
どれも完全無料かつ1〜2分で登録可能です。
ぜひこの機会に転職活動のファーストステップを踏み出しましょう。
注意事項
※すでに転職活動を始めていて転職エージェントに登録する必要がない方は、本章はスキップして次章の「4:銀行を辞める報告をする」をお読みください。
銀行員におすすめの転職エージェント3選
- 転職活動を始めるなら業界最大手のリクルートエージェント
- 銀行で培ったスキルを活かしたいならマイナビ金融エージェント
- 二度とブラック企業で働きたくないならUZUZ
3.1:転職活動を始めるなら業界最大手のリクルートエージェント
転職活動を始めるなら、転職成功実績No.1&求人数No.1のリクルートエージェントには必ず登録しておきましょう。
リクルートエージェントは累計40万人超の転職成功実績および保有する求人数も30万件超と名実ともに業界最大手の転職エージェントです。
正直、安心感が段違いですね。
リクルートエージェントのサポート内容
- 転職市場の分析と説明
- キャリアプランの設計
- 求人の紹介
- 職務履歴書
- 志望動機の添削
- 面接対策
- 面接の日程調整
- 退職、内定、入社のサポート
専属のエージェントがこれら転職活動を全面的にサポートしてくれます。
銀行員は、平日は銀行業務や残業、土日は資格試験や銀行行事で忙しいので、自分一人で転職活動を完結させるのは難しいのが現実。
転職エージェントのサポートが必要不可欠です。
リクルートエージェントは非公開求人も15万件と充実しています。
ですが、優良な非公開求人ほどすぐに埋まっていきますので、あなたの希望にマッチする優良非公開求人を逃さないためにも、早めの行動が必須。
リクルートエージェントに登録したら、1週間以内に転職エージェントからサービス内容や面談日程についての電話かメールで連絡があります。
登録後は担当エージェントからの連絡を待つだけ。
リクルートエージェントは転職活動する社会人の大半が利用するサービスですので、まだ登録していない方はぜひこの機会に登録しておきましょう。
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3.2:銀行で培ったスキルを活かしたいならマイナビ金融エージェント
銀行での営業経験や金融スキルを活かしたいなら、マイナビ金融エージェントを使いましょう。
マイナビ金融エージェントはメガバンクや地方銀行などの金融業界に精通したキャリアアドバイザーが多数在籍する金融業界特化型の転職エージェントです。
- 銀行での営業経験を活かして証券会社に転職したい
- 営業やノルマが嫌すぎるので生命保険会社の事務職に転職したい
- 地元回帰するためにメガバンクから地方銀行に転職したい
実際にぼくが銀行で働いてるときも、このように銀行から同じ金融業界に転職する人は非常に多かったですね。
リクルートエージェントに比べると、求人数は半分以下となりますが、それはある意味、銀行での経験を活かしやすい求人に特化している代償とも言えます。
「でも、また金融業界に転職なんて絶対に嫌だよ…」と思われる方、もちろん銀行での経験を活かせる金融業界以外の求人もあるのでご安心ください。
「完全未経験で他業種に転職して年収を落としたくない…」「銀行で培ったスキルを活かしてキャリアアップしたい!」という方はマイナビ金融エージェントを利用しましょう。
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3.3:二度とブラック企業で働きたくないならUZUZ
「銀行のようなブラック企業では二度と働きたくない…」という方は、UZUZを利用しましょう。
UZUZは労働時間や離職率などに厳しい自社基準を設け、保有する求人からブラック企業を徹底排除しています。
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4:銀行を辞める報告をする
転職活動の目処が付いたら、上司に銀行を辞める報告をしましょう。
これから「銀行を辞めます」と報告する際のポイントを7つ解説していきます。
銀行を辞める報告をする際のポイント7つ
- 退職届は準備しなくていい
- 退職を報告する相手は直属の上司がベター
- 退職を報告するタイミングは忙しくない時間帯を見計らう
- 退職報告のベストな言い方【本音と建前】
- 上司から引き止められても退職の意思を貫く
- 有給休暇の全消化もお願いする
- 銀行を辞めると言い出せない場合は退職代行を使う
4.1:退職届は準備しなくていい
上司に退職を報告するタイミングで退職届は不要です。
退職届は退職報告後に銀行所定の退職届を書くように上司から指示があります。
映画やドラマでサラリーマンが内ポケットに退職届を忍ばせて上司に退職を報告しに行くシーンがよくありますが、基本的に退職届は退職報告後に書いて提出するのが通常です。
4.2:退職を報告する相手は直属の上司がベター
退職を報告する前にまずは「銀行を辞めます」と報告する相手を決めましょう。
理想は直属の上司です。
万が一、直属の上司をすっ飛ばして他の上司に退職の報告をしてしまうと、直属の上司のプライドを傷つけてしまい、退職までの残りの期間、働きづらくなってしまう可能性があります。
円満に退職するためにも最初は直属の上司に報告して上司の顔を立ててあげてください。
「でも、直属の上司マジで嫌いだから、話し掛けたくもないんです…」という方もいると思います。
そんなときはあなたが一番話しやすい上司でOKです。
ちなみに、ぼくは直属の上司ではなく、一番優しくて気が利いて話しやすかった副支店長に報告しましたよ。
4.3:退職を報告するタイミングは忙しくない時間帯を見計らう
いざ退職を報告する際は、15時以降の忙しくない時間帯を見計ってから、お目当ての上司に話し掛けましょう。
- 〇〇課長、少しご相談があるのですが…
- 〇〇代理、いまお時間よろしいでしょうか?
- 〇〇主任、いまから5分だけお時間いただけますでしょうか?
こんな感じで真剣な表情で話し掛ければ、「じゃあ、あそこの会議室で話そうか」と上司が個室に誘導してくれるはずです。
くれぐれも「〇〇さん、退職のご相談があるのですが…」などと退職を臭わせる直接的な表現は避けてください。
もし、あなたが退職しようとしてることが周りの同僚にバレてしまうと、支店がざわついて業務に悪影響を及ぼしかねません。
上司に退職を報告する際はタイミングに十分配慮したうえで話し掛けるようにしましょう。
4.4:退職報告のベストな言い方【本音と建前】
上司に退職の意思を伝える際は本音と建前を使い分けましょう。
正直、本音ベースだと、銀行が嫌で辞めていく銀行員がほとんどです。
しかし、本音を包み隠さずに「銀行が嫌いなので辞めます」と伝えてしまうと、銀行で長年働いている上司の反感を買ってしまう可能性があります。
必ず建前ベースで伝えること。
退職の言い方〜良い例〜
- 突然で申し訳ないのですが、銀行を退職させていただきたく、本日はお時間をいただきました。
「すでに銀行を退職することは決めています!」と強い意思を感じさせることがポイントです。
退職の言い方〜悪い例〜
- 銀行を退職しようか迷ってまして…
- 銀行を辞めたいと思ってまして…
- 銀行を辞めるかどうか悩んでまして…
このように「銀行を退職することがまだ決断できてない」というニュアンスで伝えてしまうと、99%の確率で上司に引き止められます。
ちなみに、ぼくは「他にやりたいことができたので銀行を辞めます!」と上司に伝えましたよ。
退職報告をする際は必ず建前ベースで伝えるようにしてください。
4.5:上司から引き止められても退職の意思を貫く
どんなに筋の通った退職報告をしたとしても、上司や支店長から引き止められる可能性がゼロになることはありません。
上司や支店長は部下に辞められると、「支店の雰囲気や上司の指導方法に問題があるのではないか?」と自分自身の人事考課にマイナスに作用する可能性があります。
だから、上司や支店長たちは可能性がある限り、あなたを引き止めてきます。
しかし、上司から引き止められても断固として退職の意思を貫いてください。
理由としては、上司が引き止める際に投げ掛けてくる「これからも銀行で働いた方がいい理由」は信憑性に欠けるからです。
- せっかく銀行に入ったのにいま辞めるのはもったいないよ?
- このまま銀行で働いてた方が給料は安定するよ?
- 1年目で辞めてすぐに転職できるほど世の中は甘くないよ?
上司は銀行でしか働いたことがないので、このような引き止めワードにはなんら根拠がありません。
万が一、上司の引き止めがあまりにもしつこい場合は、「実は内定をいただいてる転職先の入社日がすでに決定してるんです」と伝えるのもあり。
上司からどんなに引き止められようが、「絶対に退職する」という意思は最後まで貫きましょう。
4.6:有給休暇の全消化もお願いする
上司に退職の意向を納得してもらったら、嫌われる覚悟で「有給休暇を全部使わせてください」とお願いしましょう。
有給休暇は法律で認められた労働者の権利なので、「有給休暇を取得したい」という従業員の要求に対して、銀行は有給休暇の取得を拒否することができません。
使用者は、前各項の規定による有給休暇を労働者の請求する時季に与えなければならない。ただし、請求された時季に有給休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合においては、他の時季にこれを与えることができる。
ちなみに、ぼくは有給休暇をほぼ使うことなく銀行を辞めてしまいました。
ぼくの大学時代の友人は会社を辞める前に残っていた有給休暇を全消化して、「1ヶ月間の給料付きバカンスを楽しんだ」と言ってましたね。
この話は銀行退職後に聞いたので、「もはや嫌われてもいいから有給休暇を全部使えばよかったー」といまでも後悔しています。
とはいえ、銀行は「有給休暇は万が一のために取っておくもの」という古臭い組織なので、有給休暇の消化をお願いするのに勇気が要るのも事実。
だから、「『有給休暇を全部使わせてください…!』なんて言えるわけがない」というあなたの気持ちも分かります。
しかし何度も繰り返しますが、有給休暇は労働基準法で定められた労働者の権利です。
どうせ最初で最後ですから、最後くらい勇気を振り絞って、「残っている有給休暇を使わせていただくことは可能でしょうか?」とお願いしましょう。
【銀行の有給休暇について詳しく知りたい方へ】
銀行は有給休暇が取れない?先輩が上司に月末の有給取得を拒否された話。
4.7:銀行を辞めると言い出せない場合は退職代行を使う
どうしても上司に「銀行を辞めます」と言い出せない方は退職代行を利用しましょう。
退職を切り出さないことにはいつまで経っても銀行を辞められませんからね。
退職代行のサービス内容
- 銀行に退職する旨の連絡
- 退職手続きに関する連絡
- 辞表提出
- 郵送による貸与品の返却
- 有給休暇の消化の依頼
- 離職票や雇用保険被保険者証などの取得
退職代行を使えば、あなたがやるべきこれら退職に必要な手続きをすべて代わりに行ってくれます。
「でも、さすがに銀行で退職代行を使うのは無理があるんじゃない?」と感じる銀行員の方がほとんどだと思います。
正直、ぼくもそう思ってまして、銀行で退職代行を使うにはそれなりの覚悟が必要です。
母銀行勤めなんですけど退職代行使った新人について他の銀行まで話回ってきてウワサされてるらしくて、私は使わなかったけどその話聞くのこっちが苦しい 環境が違ったら私だって絶対使ってた…ここの意見見てると普通のことのような気がしてしまうけど世間ではまだまだ全然受け入れられていない…
— たま (@19_ponkotsu) September 8, 2020
上記ツイートの通り、休暇でさえ取得しづらい雰囲気の銀行で退職代行を使うと、周囲から非難される可能性大です。
とはいえ、精神的にも肉体的にも限界を突破してるのに、無理して銀行で働き続けるわけにはいきません。
- 「どうせ辞めるんだから、銀行からなんて言われようが知らん」くらいの覚悟ができている方
- 「もう二度と上司と話したくないし、声も聞きたくない」くらいに銀行が嫌いな方
- 「銀行に行くだけで具合い悪くなる」くらい精神的に追い込まれてる方
上記に該当する方は最終手段として退職代行を利用してみるといいでしょう。
▼どうしても退職の報告を切り出せないなら▼
5:銀行の退職に必要な手続きをする
銀行を退職することが正式に決定したら、銀行の退職に必要な手続きを行います。
基本的には人事関係を担当する副支店長や次長がすべて段取りしてくれますよ。
銀行の退職に必要な手続き3つ
- 退職に必要な書類を提出する
- 銀行の備品を返却する
- 退職後に必要な書類を受け取る
5.1:退職に必要な書類を提出する
退職に向けて退職に必要な書類を書いて提出しましょう。
銀行退職時に必要な書類
- 退職届の提出
- 財形貯蓄預金の解約
- 従業員持株会の解約
- 従業員用カードローンの解約
基本的に銀行の従業員だけが優遇して受けられるサービス類はすべて解約となります。
その他にも上司から「この書類も書いてくれ」と言われると思いますので、随時上司の指示に従ってください。
5.2:銀行の備品を返却する
銀行を退職する際には銀行から借りていた備品類も返却する必要があります。
銀行退職時に返却すべき備品類
- 健康保険被保険者証
- 行員証
- 制服
- ロッカーの鍵
- デスクの鍵
- 銀行の経費で購入した文房具
- 銀行のデータ
返却すべき備品類についても上司からすべて指示がありますよ。
5.3:退職後に必要な書類を受け取る
銀行を退職した後に必要な書類の受け取りもお忘れなく。
銀行退職後に必要な書類
- 雇用保険被保険者証
- 年金手帳(銀行に預けている場合)
- 健康保険資格喪失証明書
- 源泉徴収票
- 離職票
転職先での入社手続きや失業保険の申請で必須となる重要な書類となりますので、紛失しないように気を付けてくださいね。
以上が銀行を円満退職するまでの全ての流れとなります。
銀行の辞め方を理解したあなたがいまやるべきこと2つ
では、最後に銀行の辞め方を理解したあなたが銀行を辞めるためにこれからやるべきことを2つお伝えします。
当然ですが、銀行の辞め方を理解したとしても、いますぐに銀行を辞めることはできません。
銀行を辞めたいなら、銀行を辞めるために必要な行動を起こすことが大前提となります。
これからお伝えする2つは銀行を辞めるための必須事項となります。
本記事を読んでいる最中でも構いません、必ず実践するようにしてください。
銀行の辞め方を理解した後にやるべきこと2つ
- 銀行を退職するまでの計画を立てる
- 転職活動を始める
1:銀行を退職するまでの計画を立てる
いまやるべきことを明確にするためにも、銀行を退職するまでの具体的な計画を立てましょう。
- 銀行を辞める時期は?
- 銀行を辞めると報告する時期は?
- どんなキャリアを送りたい?
- 転職活動のゴールはどこに設定する?
- 転職活動の期限はいつにする?
何事も目標が決まって初めて、いまやるべきことが明確になります。
突然ですが、あなたは何キロ先にゴールがあるか分からないマラソンあるとしたら、参加したいですか?
おそらく、だれもが「参加したくない」と答えるでしょう。
なぜなら、ゴールが何キロ先にあるか分からないからです。
もしかしたら、100キロ走り続けなければならない可能性もあるわけですから、こんなマラソンに参加したい人なんているわけがありません。
逆にフルマラソンがあんなにも人気な理由は、42.195キロ先に必ずゴールがあるからです。
ゴールがあるとどんなにキツくても人間は頑張れるんですよね。
それと同じで、これから数ヶ月間「銀行を辞める」というゴールに向かって走り続けるためにも、まずはゴールまでの道のりを計算することが重要です。
ちなみに、ぼくは一番最初に銀行を辞める最終期限だけ決めて、あとはひたすら転職活動しました。
ぼくのように「細かいスケジュールを立てるのは面倒臭い」という方は最終目標や最終期限を決めるだけでもOKです。
まずは計画を立ててこれからやるべきことを明確にしましょう。
2:転職活動を始める
銀行を退職するまでのスケジュールを立てたら、次は転職活動を始めましょう。
断言しますが、銀行を辞めるまでの全過程で、一番大事なのは転職活動です。
本記事を読んで、あなたが銀行の辞め方を完全に理解したとしても、転職先が決まらないことには、「銀行を辞めます」と上司に報告することさえできません。
「いやいや、それくらい分かってるよ…!」と思われるかもしれません。
しかし、この事実を理解してるにも関わらず、「銀行を辞めたい…」と悩むだけで全く行動しない銀行員がほとんどなんですよね。
ぼくは銀行員時代、「転職先が決まったら、銀行を辞める」と言うだけでリスクを恐れて全然行動しない同期たちを見てきたので、よく分かります。
逆に、「銀行を辞めたい」と言うだけでなく、銀行を辞めるために愚直に行動していた同期たちは皆、もれなく銀行を辞めていきました。
そして、「銀行を辞めて良かった…!」と皆口を揃えて言っています。
あなたが銀行を辞めれるかどうかは、銀行を辞めるために必要な行動を起こせるかどうか。
これに懸かっています。
そして、銀行を辞めるために必要な行動の中で最重要となるのが、転職活動です。
本記事で紹介した転職エージェントなら、だれもが面倒だと感じる職務経歴書の作成から希望に沿った求人の紹介まで一気通貫で転職サポートしてくれます。
3社とも完全無料かつ1〜2分で登録可能です。
登録後は担当のエージェントから電話かメールで連絡があるので、あとはただ待つだけ。
ぜひこの機会に銀行を辞めるために必要不可欠な転職活動の第一歩を踏み出しましょう。
銀行員におすすめの転職エージェント3選
- 転職活動を始めるなら業界最大手のリクルートエージェント
- 銀行で培ったスキルを活かしたいならマイナビ金融エージェント
- 二度とブラック企業で働きたくないならUZUZ
銀行を辞めるための第一歩を踏み出そう
最後に銀行の辞め方をまとめます。
- 銀行を辞めるために必要な考え方を理解する
- 銀行を辞めるタイミング(時期)を決める
- 銀行在籍中に転職活動を始める
- 銀行を辞める報告をする
- 銀行の退職に必要な手続きをする
そして、あなたが銀行を辞めるためにやるべきことは2つ。
- 銀行を退職するまでの計画を立てる
- 転職活動を始める
ぜひこの機会に銀行を辞めるための第一歩を踏み出してみてください。
銀行員におすすめの転職エージェント3選
- 転職活動を始めるなら業界最大手のリクルートエージェント
- 銀行で培ったスキルを活かしたいならマイナビ金融エージェント
- 二度とブラック企業で働きたくないならUZUZ
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