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銀行はきつい営業ノルマを達成しても給料が上がらないからしんどい。

こんにちは。

銀行を5年で辞めた元銀行員のきたしょー(@KitamuraShohei)です。

銀行はきつい営業ノルマを達成しても、給料が上がらないからしんどいですよね

ぼくも銀行員時代、若手はいくら頑張っても給料が上がらない銀行の給与体系に不満を持っていました。

ノルマを達成したら給料はちゃんと上げて欲しいし、全然仕事をしないのに若手の3倍以上の給料をもらっている上司も撲滅させたい

しかし、「ノルマを達成した若手が報われるような給与体系に変更しろ!」と訴えたところで昔ながらのお堅い銀行が変わってくれるわけがありません。

はっきり言いますが、ノルマを達成したらちゃんと給料を上げて欲しいと思っている優秀な若手に銀行は向いていません。

本記事ではぼくが銀行員時代に経験したノルマに関する話とノルマを達成しても給料が上がらない銀行の給与体系に不満を持っている若手銀行員の方へのメッセージをお伝えします。

銀行のノルマがきついと感じていたり、銀行の給与体系に不満を持っている方はぜひ続きを読んでみてください。

 

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銀行はきつい営業ノルマを達成しても給料が上がらないからしんどい

ぼくは銀行に入って2年目まではノルマを達成するために死に物狂いで働いてました

午前中は朝礼が終わったらすぐにバイクで外出しお客さんの自宅を訪問して、午後は軽いコンビニ弁当を食べて夕方の終礼までアポなしで営業。

残業日は夜の20時まで日中仕事をしているお客さんに営業をしていました。

「銀行は15時にお店が閉まるから、銀行員は毎日早く帰ってるんですよね?」と銀行員時代によく聞かれましたが、むしろ、銀行は15時以降からが勝負。

窓口係りは15時になってシャッターが閉まると、手元の現金とシステム上の数値が合っているかの確認作業をします。

約1時間半の現金確認作業が終わってから、電話営業やお客さんの自宅へ訪問しているんですよね。

窓口係りも含めて銀行は15時以降からが本番なんですよ

このような日々を5年間続けて、2年目まではノルマを達成するために鬼のように働きました

当時は個人のお客さんを担当していて、クレジットカード、カードローン、定期預金、投資信託、保険、住宅ローンなどのノルマがありました。

担当のお客さんだけでは達成不可能レベルのノルマを割り振られることもありましたね。

具体的な数値で言うと、半期で住宅ローン3億円、カードローン30件、定期預金1億円、投資信託1億円みたいな感じです。

ノルマを達成できそうにないときは友達や知り合いに頼み込んでクレジットカードを作ってもらったり、親にお願いして個人年金保険に入ってもらったりもしました。

2年目のぼくは「絶対にノルマは達成しなければならない!達成できなかったら営業失格!」と本気で思っていたので、毎期ノルマは達成してました

「よし!これだけ実績を出せば給料も上がるはず!」と期待に胸を膨らませながら働いてたのをよく覚えています。

しかし、給料は全く上がりませんでした

同期より毎月1,000円ほど上がりましたが、その程度はもはや上がっていないに等しいですよね。

なにより一番悔しかったのは、ノルマを達成していない上司の方が圧倒的に給料が高かったことです

ぼくよりノルマの達成率が半分しかないのに、ぼくの3倍近い給料をもらっている。

この現実をすぐに受け入れることはできませんでした

ぼくは一日中外出して必死こいて営業しているのに、タバコばかり吸ってサボっているような上司の方が給料が高いんですよ。

おかしくないですか?

「いやいや、上司の方が担当しているお客さんはVIPだし、こなしている仕事のレベルも高いから給料が高いのは当たり前だよ」という意見もあるでしょう。

でもですよ、ノルマって上司なら上司のレベルに合わせたノルマなので達成して当たり前だし、上司だからといってサボっていいわけではないですよね?

「上司と同じ給料にしてくれ!」と言っているわけではありません。

「頑張って成果を出したなら、せめてもう少し給料を上げてくれよ!」という話なのです

いくら頑張ってノルマを達成しても給料が上がらない銀行に絶望したぼくは一気にやる気がなくなりました。

なぜなら、「頑張っても頑張らなくてもどうせ給料は変わらないんだから、頑張る必要なくない?」という思考回路にならざるを得なかったからです

銀行の給与体系についてよく知らないまま、仕事に打ち込んでいた当時のぼくは大きなショックを受けました

給料を上げる方法が歳を取るしかない年功序列の銀行には無能な上司が多い

じゃあ、どうやったら銀行は給料が上がるのか?

それは普通に仕事をして普通に歳を取っていけばいいのです

銀行では仕事がデキなくても、必要最低限の仕事をしていればほぼ自動的に昇格していくので自然と給料も増えていきます。

これが年功序列を採用している銀行の給与体系

だから、銀行って若手より使えない無能な上司が多いんですよ

もちろん全員が全員無能ではないし、優秀な上司もたくさんいます。

でも、明らかに「この人は部下の上に立ってはいけない」というレベルの上司もいました。

一度給料が上がってしまえば、ノルマを達成しなくても同じ給料がもらえるので、無能な上司は役職が上がれば上がるほど銀行にしがみついて居座り続けようとします。

ほとんどの銀行はノルマの期間が半年間なので、いくら必死こいて数字を積み重ねても半年経てばまたゼロからのスタートです

だから、「ノルマは達成したのか?いつまでにやるんだ?」と上司からいくら詰められても、「はい!今月中にやります!」とその場では言っておいて、そのままやり過ごす上司も多かったんですよね。

ぼくはノルマを達成していないのに高い給料をもらっている上司から指図されるのが本当に嫌でたまりませんでした。

  • 明日までに提案書を仕上げとけ!
  • 今週中にカードローンのノルマを必ず達成しろ!
  • 今月中に全ノルマの80%を達成しろ!

こんなことを言われたらイライラしかしませんでした。

「部下に命令する前にお前がやれよ!」と心の中で文句を言っていたくらいです。

銀行にしがみ続ける無能な上司は撲滅させたいですが、銀行が上司に有利な年功序列を採用している以上、この現実は変わらないんですよね

年功序列で絶対上司主義の銀行は優秀な若手を飼い殺している

若手銀行員はいくら頑張ってノルマを達成したとしても給料は上がりません。

残念ながら、銀行は歳を重ねた上司に優しく、若い部下には厳しい環境です

典型的な年功序列の銀行は優秀な若手を飼い殺しているも同然。

銀行に入ってきたばかりの優秀な若手は実績を上げても給料が上がらない事実を知らないままノルマを達成するために一生懸命に働きます。

多くの優秀な若手は「ノルマは絶対に達成しないといけない!」と自分にプレッシャーをかけて必死に仕事に取り組むんです。

しかし、あるとき気が付きます。

ノルマを達成しても給料が全然上がらないじゃないかと

そして、成果を上げても給料が上がらない事実を知った優秀な若手は無理に頑張ろうとしなくなります

そりゃ当たり前です、頑張っても頑張らなくても、どうせ給料は変わらないんだから、頭の良い若手なら頑張らなくても給料がもらえるコスパがいい方を選びますよね。

実際にぼくが務めていた銀行や友達が務めている別の銀行でも、1年目から3年目で早々に名を挙げた優秀な若手ほど早く銀行を辞めて転職していく傾向にありました

「あれ?なんでノルマを達成したのにノルマ未達成の同期と給料が同じなんだ?」と疑問に思うわけです

優秀な若手はノルマを達成しても給料が上がらない事実に気付くと、やる気がなくなって銀行で腐ってしまう前にさっさと辞めていきます。

優秀な若手は仕事をこなすのも早いですが、成果を上げても報われない銀行に見切りをつけるのも早いんですよね

このように年功序列の銀行は過去のぼくのようにやる気がなくなってしまう若手を生み出しやすい環境なのです。

ぼくはきつい営業ノルマを達成しても給料が上がらない銀行を5年で辞めました

ぼくはいくら頑張って営業ノルマを達成しても給料が上がらなかったので銀行を5年で辞めました。

3年目の春に「銀行はどんなに頑張っても給料が上がらない」と気付いてから、仕事に対するモチベーションを保つのが難しくなったのがキッカケです。

「頑張っても頑張らなくてもどうせ給料は変わらないんだから、頑張る必要なくない?」と思うようになったのです。

このような思考回路になってしまうと、ただただ給料をもらうために銀行に出勤して、ただただ与えられた仕事をこなすだけのダメ人間になってしまいます

はっきり言って、「ノルマを達成しても給料が上がらない」と不満を抱えながらずっと銀行で働き続けると、上昇志向で意識の高い若手銀行員は銀行に潰されてしまいますよ

ぼくはノルマを達成しても給料が上がらない銀行を5年で辞めましたが、全く後悔していません。

むしろ、上司からの理不尽な詰めや仕事をしていない同期と同じ給料をもらっているムカつきがなくなったので心穏やかに生活することができています。

銀行に勤めていると銀行内部に目が向いてしまうので他の会社のことはよく分からないかもしれませんが、世の中にはノルマがない会社や完全歩合制の企業がたくさんあります

もし、いまのあなたが銀行のノルマや給与体系に不満を持っているのなら、そろそろ銀行を辞めて次の選択肢を模索する時期に来ているのかもしれません。

以下の3つの記事にあなたが銀行を辞める前に必ず読んでおいて欲しい内容を全て詰め込みました。

ぜひこの機会にあわせて読んでみてください。

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