こんにちは。
銀行を5年で辞めた元銀行員のきたしょー(@KitamuraShohei)です。
「もう銀行に行きたくない…」
「はぁ〜、今日もまた仕事かぁ〜」とため息交じりで起床し、「今日もミスしてまた上司に怒られたらどうしよう」と不安一杯で通勤する毎日。
銀行で働いていて嬉しいのは金曜日の夜と土曜日だけで日曜日の夜にはサザエさんを見るだけで「もう明日から仕事かぁ〜、銀行に行きたくないなぁ〜」と思ってしまいますよね。
できることなら、「銀行に行きたくない」と思うことなく毎朝起きて通勤したいし、銀行のことを考えることなく土日も過ごしたい。
そんなあなたにぼくからお願いがあります。
「銀行に行きたくない」という心の声を無視し続けないでください。
「銀行に行きたくない」という心の叫びはあなたの本心です。
このままずっと自分の気持ちを押し殺して銀行で働き続けるといつか必ずあなたの心は病んでしまいます。
あなたの心の悲鳴に気付いてあげれるのは、あなたしかいないんです。
本記事は「銀行に行きたくない」という素直な気持ちを無視して銀行で働き続けているあなたに、自分の心の悲鳴に気付いて欲しいという願いを込めて書きました。
あなたの心が病んでしまう前に、いまここで自分の心の声と向き合ってみてください。
銀行に行きたくないは甘えじゃない!悲鳴をあげる心の声を無視するな!
まず始めに「銀行に行きたくない」という心の叫びがあなたの本当の気持ちであることを受け入れてください。
あなたが「銀行に行きたくない」と思うのは、銀行に行くと辛いことが待っているからですよね。
- 上司にノルマで理不尽に詰められる
- お局様から陰口を言われる
- 上司にパワハラまがいのことをされる
日本には我慢が美徳という文化があるので、自分の気持ちを押し殺して嫌なことを我慢して働く銀行員は本当に多いです。
たしかに、銀行で働くうえで「もう嫌だ!うざい!」と感じたことをグッと堪えてその場を乗り切る力は必要です。
あなたもお客さんに迷惑を掛けて怒られたり、事務ミスをして上司に注意されて反論したくなっても、相手の怒りを鎮めるために我慢したことがあるはずです。
でも、あなたが銀行で働くうえで本当に必要なのは辛いことを我慢する力なのでしょうか?
もちろん違いますよね。
銀行員に必要な力は嫌なことを我慢する忍耐力ではなく、お客様のために仕事をする力です。
あなたは銀行に就職したての頃、「お客様に喜んでもらうためにいち早く仕事を覚えよう!」と意気込んでいたと思います。
しかし、いまのあなたはどうでしょう?
「お客様のために」という本来あるべき姿勢が銀行特有の上司絶対主義のせいでいつの間にか、
- 上司に怒られたくないからミスしないようにしよう
- お局様に悪口を言われたくないから言葉遣いには気を付けよう
- 人事評価を下げたくないからもっと上司に気を遣おう
と徐々に銀行内部に目を向けるようになっているのではないでしょうか。
「銀行で働くためには自分の気持ちを押し殺して上司に合わせないといけない」と自分に言い聞かせているのだとしたら、それはもう銀行独特の雰囲気に染まりきった典型的なダメ銀行員になりつつある証拠です。
だからまずは、「銀行に行きたくない気持ちを我慢して働き続けるのが当たり前だ」という呪縛から自分を解放してあげて欲しいのです。
あなたが銀行で働くうえで一番必要とされるのはお客様のために仕事をすることです。
決して辛いことを我慢し続けることではありません。
「銀行に行きたくない」と思いながらも無理して銀行で働いている現状を変えるには、まずは自分の心の悲鳴に耳を傾けることです。
「銀行に行きたくない」という本音を無視しないでください。
銀行に行きたくないのは決して甘えではありません。
「銀行に行きたくないという気持ちが自分の本音なんだ」と受け入れることが、自分を変えるための大事な第一歩なのです。
ぼくは銀行に行きたくないと思いながら働き続けて精神的に病みました
ぼくは銀行に入って1ヶ月もしないうちに「銀行に行きたくない」と思うようになりました。
なぜなら、配属された支店の雰囲気が最悪だったからです。
支店に一人いればいいレベルのお局様が5人もいたので、至る所で陰口が横行し人間関係はドロドロ。
支店の雰囲気は幽霊が住み着いているかのごとく重苦しくてどんよりしていました。
ぼくは最初の半年間、窓口のサポートや出納係をしていたのですが、同じ係の女性行員さんとの関係が上手くいかずにかなり苦しみました。
いままで見たことがなかった書類を見つけたので、「この書類はどこに綴ればいいですか?」と聞いたら、「それこの前も教えたよね?一回で覚えなさいよ」と嫌味っぽく言われるのは当たり前。
2人のお局様が離れたところでぼくの方を見ながらコソコソ話をしていて、「あぁ〜、ぼくの悪口を言ってるんだろうな〜」と思うことも多々ありました。
銀行に入って最初の半年間は「マジでもう銀行に行きたくない」と思いながら銀行で働いていました。
特に朝起きてから通勤して支店に入るまでの約1時間半は本当に地獄でした。
- 同じバスの中に嫌いな上司がいたら嫌だなぁ
- また今日もお局様からきつく言われるのかなぁ
- ノルマで詰められたくないなぁ
このように頭の中は嫌なことでいっぱいでした。
「銀行に行きたくない」と思いながらも、「社会人は辛いことを我慢して働くのが当たり前なんだ」と言い聞かせながら銀行で働いて1ヶ月が過ぎた頃、突然呼吸の仕方が分からなくなる事態に見舞われました。
「はぁー、はぁー、はぁー」と意識的に息を吸ったり吐いたりしないと呼吸ができないんです。
おそらく、過呼吸。
さらに、胃も痛むようになりました。
上司から声を掛けられたり、同期に驚かされたり、嫌な上司を思い出したりすると胃がキューンっと痛むんです。
当時のぼくは、銀行の先輩のほとんどが「胃が痛くなったことがある」と言っていたので、過呼吸になったり胃が痛くなることは銀行員にとって当たり前のことだと信じてました。
「銀行に行きたくない」という心の悲鳴を無視し続けて銀行で働き続けた結果、ぼくは心身ともにズタボロになったのです。
あなたも過去のぼくのように精神的に病みたくないのなら、「銀行に行きたくない」という気持ちがあなたの本当の気持ちだということに気付いて欲しいのです。
みんな辛いことを我慢して頑張っているから自分も頑張らないと!はいらない
「銀行に行きたくないけど、周りの同期も辛いことを我慢して頑張っているから自分も頑張らないと!」と自分に言い聞かせて、自分を追い込むのだけはやめてください。
銀行員は真面目で頑張り屋さんが多いので、「支店のみんなも嫌なことを我慢してるのだから自分も我慢しないと!」と周囲を気にして自分の辛い気持ちを押し殺してしまいがちです。
物事の考え方や嫌な出来事の捉え方は人それぞれなので、周りの人を基準にして「自分も頑張らないといけない!」と思う必要はありません。
あなたは「いつになったらノルマを達成するの?」と上司から詰められると、「もう嫌だ!いますぐにでも銀行を辞めたい」と思ってしまうかもしれません。
しかし、人によっては「よし!絶対にノルマ達成してやるぞ!」と前向きに捉えることができる人もいるんです。
お局様から陰口を言われようが、上司から理不尽に怒られようが、感じ方なんて人それぞれなので、「みんなも頑張っているから!自分も頑張らないと!」と周りを基準にするのはおかしいことなんです。
周りの人を基準にして自分で自分を追い込むのはもうやめにしましょう。
あなたと他の人では感じ方や捉え方が違います。
周りの人に無理に合わせようとするから辛くなるんです。
周りの人が頑張っているからとか一切関係ありません。
大事なのは、あなたがどう感じているか。
あなたが「きつい」と思ったらきつい、「辛い」と思ったら辛い、「銀行に行きたくない」と思ったら銀行に行きたくない。
それでいいんです。
「銀行に行きたくないから辞める=甘え」の発想がうつ病の原因
「銀行に行きたくないからもう辞めたい」と親に愚痴をこぼしたら、「銀行に行きたくないくらいで辞めるんじゃない!甘えるな!」と言われた経験がある銀行員は多いのではないでしょうか。
「銀行に行きたくないから辞める=甘え」という発想はうつ病の原因なので、「辞める=甘え」という考え方は捨て去りましょう。
「銀行に行きたくない」という心の悲鳴は「これ以上我慢するとうつ病になっちゃうよ〜」とあなたの心が発する危険信号です。
心が発する危険信号を無視して銀行で働き続けると精神的に病んでうつ病になってしまいます。
一度うつ病になってしまうと、「もうこれ以上我慢できない!銀行を辞めてやる!」となったときに転職できなくなる可能性が高いんですよね。
ぼくの銀行員時代に、いきなりうつ病が発症して銀行に来なくなった上司がいました。
後々分かったのですが、その上司は元々うつ病を患っていて、銀行で働いてはいきなり休んでを繰り返してきたそうなんです。
おそらく、その上司も銀行を辞めて転職したいけど、うつ病を患っているから転職できない。
ゆえに、銀行で働き続けるしかない。
うつ病を患っているから、いきなり銀行を休んでは復帰してを繰り返しながら銀行で働き続けるしかない状況だったんです。
結局、その上司はうつ病が再発してから支店には来なくなり、3ヶ月後くらいに本部に異動しました。
「銀行に行きたくないから辞める=甘え」という考えを持っているといつか必ず精神的に病んでうつ病になります。
一度うつ病になると、銀行を辞めたいけど辞めれないから、これからも銀行で働き続けないといけないという最悪の状況に陥りかねません。
55歳まで銀行で嫌々働き続けるという最悪の結末を防ぐためにも「銀行に行きたくない!もう無理だ!」と思ったときは、銀行を辞める選択肢を考える必要があるのです。
ぼくは銀行に行きたくないという心の悲鳴を無視した結果5年で銀行を辞めました
ぼくは銀行に行きたくないという心の悲鳴を無視し続けた結果、5年で銀行を辞めてしまいました。
- ノルマで上司に詰められたくないけど銀行には行かなきゃ
- お局様とのギスギスした人間関係が嫌だけど銀行には行かなきゃ
- 銀行の堅苦しい雰囲気が無理だけど銀行には行かなきゃ
ぼくは1年目から5年目までずっとこのような気持ちを無視して自分の身体に鞭を打って銀行で働いてきました。
しかし、最終的には5年で銀行を辞めてしまったんです。
いまのあなたはまだ「銀行に行きたくない」とぼんやり思うだけかもしれません。
ですが、「銀行に行きたくない」という気持ちは長期間に渡って見えないストレスが蓄積することでいつの間にか「銀行を辞めたい」という気持ちへと変わっていきます。
実際にぼくも1年目は「銀行に行きたくないな〜」となんとなく思うだけでしたが、5年目になると「もういますぐにでも銀行を辞めたい」という気持ちに変わっていました。
「銀行に行きたくない」という心の悲鳴の延長線上には数年後に銀行を辞める未来が待っている可能性が高いのです。
もし、いまのあなたが「銀行に行きたくない」と少しでも感じているなら、ぼくのように銀行を辞めるまでに5年もかかる前に早めに行動を起こしてください。
以下の3つの記事にあなたが銀行を辞める前に必ず読んでおいて欲しい内容を全て詰め込みました。
ぜひこの機会にあわせて読んでみてください。
銀行員に絶対に読んでもらいたい記事
銀行員を辞めたいあなたへ!後悔しない人生を送るために今伝えたいこと【元銀行員からのメッセージ】